| 2009.5.20
新型インフルエンザの情報が出だした4月下旬頃から各種情報を集めてまいりました。 全国へ通信販売を行っている側としましては、「もし商品(のパッケージ)にウイルスが付いた場合、ウイルスはどれくらい生存しているか。(感染力を持っているか)」が気になります。 4月の下旬に奈良市保健所 保健予防課へお問い合わせを行ったところ、「物に付着したウイルスは長期間生存する事はできないので通信販売ではさほど気にする必要はない」というようなお返事をいただいたのですが、具体的にどれくらいの期間で物に付着したウイルスが死滅するかのデータはいただけませんでした。 その後こちらで色々調べたところ、40年以上前の古いデータなのですがharperという方が湿度と温度によるインフルエンザウイルスの生存率を調べたものがあり、そのデータによると 室温が22℃だと湿度50%以上で6時間後の生存率は5%以下、20%の湿度では70%弱の生存率。 10℃の低温においては湿度50%以上で6時間後の生存率は40%くらい、湿度20%の場合は60%くらい。 32℃の高温では湿度50%以上で6時間後の生存率はほぼ0で、湿度20%での生存率は20%弱 との事です。 これを書いてる5月現在の温度・湿度によると商品箱にウイルスが付着しても商品がお客様のところへ配達されるであろう翌日以降のウイルスの生存率はほぼ0に近く、確かに現段階では保健所の言うように通信販売では特にウイルスをさほど気にする必要はないかもしれません。 ただ、データがかなり古いしそもそもこのデータが正しいのかどうかがわからない事、新型インフルエンザはこの時期に感染が拡大してるのでこのインフルエンザAウイルスは上記データより生存性が高いかもしれない事、また乾燥する冬などには生存率がかなり変わってくる事、ウイルス感染防止の対策は何重にもはりめぐらした方が良い、との観点から当店の通信販売では以下のような感じでいくつか対策を取らせていただきたいと思います。 1.在庫確認および梱包を行うスタッフ(商品箱に触れるスタッフ)の健康チェックを都度行い、感染が疑わしいスタッフは在庫確認および梱包業務に従事させない事にします。 体温チェックはもちろんですが、アメリカで新型インフルエンザ感染者の治療にあたった医師によると「感染していても発熱しない患者が1/3以上おり、せきや全身の倦怠感はほぼ全ての患者に見られた。」との事ですので、体温が平熱や微熱でも咳やくしゃみ・鼻づまり、全身の倦怠感が目立つスタッフは在庫確認・梱包業務から除外したいと思います。 2.在庫確認および梱包を行うスタッフは頻繁に手洗いをさせ、常にマスクをつけた状態で作業をさせるものとします。 インフルエンザは発症した日の1日くらい前から感染者はウイルスをまき散らせてしまえるため、1の対策だけでは不十分と考え、商品に触る際には手洗いの励行とマスクの着用を義務づけます。 3.不良品対応期間を「到着後7日間」から3日増やして「到着後10日間」へと変更いたします。 ウイルスが時間とともに生存率が下がっていく事は確かですので、上記の1、2でもご不安な場合は、「受け取って3日くらいしてからダンボールの梱包を解く」などすればウイルスの生存率はさらに下がっていると思います。 (6時間後のウイルスの生存率を高めの70%と設定しても、3日後の生存率は2%弱となります。郵送期間も1,2日ございますので、それを考慮に入れればさらに生存率はもっと下がります。) そのため、不良品対応期間を通常より3日増やしたいと思います。 試験的に5月に入った段階から梱包作業においては1と2を行っていたのですが、国内で感染が拡大しだしましたため上記対策を標準化したいと思います。 (なお、これを書いてる5月20日時点では幸いな事に当店スタッフおよびその家族にはインフルエンザの症状を呈した者はまだおりません。) 「在庫確認・梱包作業を行うスタッフ全員が同時期に症状を呈して作業できなくなった」場合や、「ご注文を受けつけするスタッフが症状を発して受付できなくなった」場合は、まことに申し訳ないのですがご注文の受付を休止したり、すでに受け付けたご注文はキャンセル扱いとなってしまいます事、あらかじめご了承くださいますようお願いいたします。 (発送ができなくなってご注文がキャンセルとなった場合は、ご注文されましたお客様にメールでただちにお知らせいたします。) 前もってマスクを一定量確保しておいたのですが、品不足などが続いてマスクの備蓄がなくなってしまった場合は梱包作業ができませんので、申し訳ありませんがご注文の受付を停止となります。 お受け取りについて 配達人の方は多くの方に会って商品を配達する都合上、感染リスクが高くなっております。 宅配会社によっては「症状を逐次確認し感染が疑わしい者は配達業務に従事させない」「配達人全員にマスクの着用を義務づける」などをしてくれるところもあるのでしょうが、対応状況は地域によって異なります。 お客様には感染予防の観点から、できるなら商品のお受け取りの際にはマスクを着用してお受け取りをされますようお願いいたします。 (「未感染者がマスクを装着しても感染防止効果はあまりない」という意見も一部ございますが、一方で「マスクを装着する事によって感染リスクを下げる事ができる」という実験結果もいくつか出ております。マスク装着によって感染リスクを下げる事はあっても、感染リスクを上げる事はないと思いますので、ご面倒だとは思いますがご自身およびご家族の健康のためにも上記ご対応をされますようお願いいたします。) インフルエンザウイルスは皮膚からは直接感染はしないので、仮に商品パッケージにウイルスがついても、それを触った手で目や鼻・口を触ったり、手づかみで物を食べたりしない限りは感染はしないと思います。 こまめな手洗いを励行すれば、ウイルスも洗い落とせます。 ですので、当店の対応はお客様によっては過剰に感じるかもしれません。 このような対策を行っているのを公開する事自体不安を煽ってしまうかもしれませんので、掲載するべきかどうか悩みました。 ただ、一方でお客様からでは梱包時の作業状況が見えず、「店側で何らかの対策はしているのか?」と不安になられているお客様も一部いらっしゃるようです。 通常でも梱包をしてる際は咳やくしゃみに注意し商品箱を汚さないよう心がけており、季節性インフルエンザの時期には発症した従業員は働かせないようにしておりますが、今回のインフルエンザウイルスは大半の方が免疫を持ってないタイプのため普段のインフルエンザに比べて感染力が高いという事を考慮し、念のため各種対策(頻繁な手洗いやマスクを装着した状態での梱包など)を取らせていただく事にしました。 |